炭酸水が血管を拡張する仕組み(そして細胞が若返る!)

「炭酸ヘッドスパ、炭酸泉、炭酸コスメ・・・
なぜ続く炭酸人気?! 徹底検証、炭酸の実力」というセミナーに行ってきました。(東京ビッグサイト,2014-03-14)
(発表者:国際医療福祉大学 大学院 教授 前田眞治氏。健康博覧会2014にて)

前田教授が「なぜ、炭酸水が血管を拡張するのか?」について、詳しく説明されました。

炭酸水が血管を拡張する仕組み(前田教授のセミナーより)

通常の体内における炭酸の作用

呼吸の「吸気」によって酸素が肺に運ばれます。
酸素は、血液中の栄養素(胃や腸から吸収されたもの)と一緒に、動脈血管を通って抹消毛細血管、つまり体の様々な組織へと運ばれます。

組織では、血液中の栄養素を使ってエネルギーを消費したり、タンパク合成を行ったりしています。
このとき酸素が消費され、「炭酸ガス」と老廃物が発生するのです。

この「炭酸ガス」と老廃物は、静脈血管を通って肺まで送られ、「炭酸ガス」は呼気として体の外に排出されます。

炭酸水を体に取り込むと・・・

炭酸温水や炭酸ミストなどの高濃度炭酸を皮膚から取り込むと、上記の体内に、炭酸が次のように作用します。
炭酸は飲用以外に皮膚から取り込むことができます。厚さ0.06~0.20mm の表皮を通って、炭酸は、皮膚の本体である「真皮」まで届くことができます。
炭酸が真皮まで届くのに、5分くらいかかります。
真皮の組織の毛細血管では、上記の「炭酸の作用」の説明のとおり、血流により「炭酸ガス」が発生しているのですが、炭酸の塗布で表皮から炭酸が届くと、この「炭酸ガス」の濃度が、通常の生活時よりも増えることになるのです。

体は、炭酸ガスの濃度に反応して、酸素と血液を組織に供給しています。
炭酸ガスが一時的に増えることにより毛細血管が拡張し、より多くの酸素と血液が、この組織(炭酸が塗布された真皮)に供給されるという仕組みです。

炭酸は、血管拡張物質です

上記の仕組みから、「炭酸は血管拡張物質」だと言えるのです。

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血管を拡張してくれるから、血流が増え、代謝がアップできるのですね。
そして、この仕組では「フレッシュな酸素と栄養素(新しい皮膚の材料)を組織の末端まで届ける」ことができます。
これによって、高濃度炭酸を塗布した組織は、細胞の再生が活発化される、やけどの再生などでも炭酸が使用されていると、前田教授は説明されました。

すごいです! 高濃度炭酸!!

ネット上にも多くの情報が・・・「炭酸水が血管を拡張する仕組み」

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